建築家京都シティ HOME > 建築豆知識 > 002予算オーバーを防ぐ

一級建築士事務所(株)ローバー都市建築事務所

POINT⑩  見積もりでコスト削減可能な項目をチェックする

予算オーバーしたときに、まず最初にコスト削減したいのが、「別途工事費」です。逆に、コスト削減をしてはいけないものが「基礎、土台、構造にかかる費用」です。

コスト調節可能な「別途工事費」とは、床暖房、食洗器、洗浄便座などの基本的な設備以外のもの。また、「外構工事」「植栽」も住むうえでは、支障がないので住みながら手を加えていくとよいでしょう。「木工事」「屋根工事」も強度に影響がない程度にグレードを下げたり、「内装仕上げ」もグレードを落としてコスト削減を図れる項目です。

建築家に頼めば、専門的な知識をもって見積書をチェックしてくれます。

POINT⑨ 工事費とは別枠で組んでおかなければならない予算

家を建てるのにかかる費用を、工事費だけ予算組みしていたら大変なことになります。家づくりにかかった総費用(配分)の目安は、下記のようになります。

<総費用>
 61.3%  建築工事費
 10.4%  設備工事費
 13.7%  別途工事費
  8.5%  設計監理料
  6.1%  工事費以外の諸費用

建築工事費と設備工事費を合わせたものが「本体工事費」です。建築工事費とは、建物自体を建てるための費用で、設備工事費とは、電気・ガス・給排水などの設備を取り付ける費用です。

別途工事費に含まれるのは、地盤補強工事・解体工事(建替えの場合)、外構工事、キッチン工事、家具工事、冷暖房設備工事などがあります。

設計監理料は、建築家が行う設計業務と監理業務に対する報酬のことです。

工事費以外の諸費用とは、家具やカーテン、引越費用、仮住まい費用、近隣挨拶費、地鎮祭・上棟式などの費用、確認申請手数料、設計契約・工事請負契約時の印紙代、税金などがあります。

これらかかる費用をしっかり把握し、予算組みを行いましょう。

POINT⑧ 設備や建材は上手にグレードを下げて統一感を!

各室で部材を変えるのではなく、使用する部材を統一すれば、工事で無駄になる材料も出にくいので、割安になります。

それでは、どんな部材や設備を選べばよいのでしょうか。高ければ全てよしというわけではありません。安くても味のある材料はいろいろあります。それらを上手に使ってコストダウンを図りましょう。建築家は、ローコストにするために色々な知恵をもっています。ぜひ、相談しましょう。

POINT⑦ その設備は本当に必要なものかを検討する

カタログやショールームに行くと、最新の機能がついたシステムキッチンや浴室、トイレはどれも便利で快適な新生活を想像できるものばかり。しかし、それら便利な機能は、本当に生活に必要な機能かじっくりと検討する必要があります。

あれば便利かも!という程度なら、それがなくてもさほど支障はないはずです。必要最低限の機能があれば十分です。設備機器は価格の幅が大きいだけに、過剰な設備は予算オーバーを招くだけです。

設備が充実したからといって、満足のいく快適な家になるとは限りません。その設備は、本当に必要なものかをじっくり検討することが大切です。

POINT⑥ サンプルや実物でイメージギャップを埋めよう

使われる設備や仕上げのグレード(仕様)も、どの建材が使われるのかしっかりと確認しましょう。建築家に、壁紙・床材などのサンプルを見せてもらい、色や素材感を確認しましょう。小さなサンプルでは、確認しずらい時には、ショールームへ行って大きなサンプルを見せてもらいましょう。キッチンやバスルーム、トイレなどの設備も、ショールームで実物に触れて使い勝手などを確認しましょう。イメージギャップで残念な思いをするより、面倒でも、きちんと実物を確認しておくことは大切です。

POINT⑤ 設計段階で、疑問を全てクリアに

工事が始まってから、イメージと違うといって計画を変更すると2~3割りも高くなってしまいます。そうならないためにも、設計段階で十分検討し納得しておくことが大切です。

図面を見て、そこから暮らしを想像するということは難しいですが、空間の広さや部屋のつながり方、動線などを図面に書き込んで検証しましょう。建築家に、家の模型を作ってもらうのも良いでしょう。図面が立体となり、より検証や想定がしやすくなります。

気になる点があれば、建築家に率直に伝えて説明を聞き、疑問は全てクリアにしておきましょう。

POINT④ どこにお金をかけるか、優先順位をつける

あれも、これもと夢がふくらむのは、当然のことですが、予算という制約があるのが現実。しかし、限られた予算を最大限に生かし、予算内で満足度の高い家づくりが実現する方法があるんです。

その方法とは、こだわりたい要望を絞り込むこと。
家族がどういう空間でどんな暮らしをしたいのか、どんな外観やインテリアにしたいのかなど、浮かぶ夢を思いつくまま一度書き出してみます。そして、建てたい家のイメージが固まってきたら、何を一番大切にしたいのか優先順位をつけて整理します。そうすることで、こだわりたい部分や、お金をかけるべきところがハッキリし、それを建築家に伝えることで満足度の高いあなたの家が実現するのです。

POINT③ 敷地の状況を踏まえてプランを練る

敷地内の給排水・ガスの配管は道路の下に埋設された本管とそれぞれ接続されますが、建替えと新しい土地に新築するとでは、コストに大きな差がでます。
建替えの場合は、すでに引き込み管がありますが、新しい土地に新築の場合は、引き込み料がかかります。本管から距離が長くなるほど出費はかさみます(1mで15万円前後~)。水道加入金(30万円程度)、汚水処理が整備されていない地域では下水道負担金(10万円程度)が義務付けられている地域もあります。

POINT② 地盤の状況確認する

地盤の良否により、地中に杭を打たなくてはならず、数百万円単位でコストが跳ね上がる場合があります。土地購入の際には、その土地の役所に行って近隣の地盤調査報告書を事前に確認すると、コストの計画も練りやすく、また、予算に合わない場合には、購入を見送るという選択もできます。地盤調査資料の閲覧は、役所の建築指導課(構造係)でできます。



POINT① 土地はなるべく安く買い、建築費に回せる額を増やす

土地代に予算の大半を使ってしまうと、建築費にシワ寄せがきてしまいます。建築費だけで節約を図ろうとしても、どうしても限界があるので、土地から買う場合は、その代金を見直してみましょう。不動産業者との交渉しだいでは、百万~数百万円単位で価格が下がる場合もあるので、値引き交渉を。

土地探しの段階から建築家に相談しても良いでしょう。素人目には、条件の悪い土地でも、設計の工夫次第で快適な空間はつくれます。なるべく安い土地を買い、その分、建築費に回したほうが得策です。

予想外の出費はコレだ!

家づくりにかかる総費用は額が大きいので、日常の金銭感覚を見失いがちで、費用はどうしても膨らんでしまいます。また、建物本体の工事費以外に、計画から入居までの必要経費が思った以上にかかります。どの段階で、どんな出費が発生するのか工程を追いながらみてみましょう。

<計画スタート>
    ↓
< 土地探し >     ・土地代(思いのほか予算を費やしてしまう)
    ↓
< 敷地調査 >     ・軟弱地盤の場合、地盤改良や基礎補強をする必要がある
    ↓          ・隣地との境界線が曖昧だったり、測量図がない場合、測量を
    ↓           頼む必要がある
    ↓          ・敷地までの道幅が狭い場合、運搬費や工事車両の駐車代
    ↓           などのコストが発生
    ↓
<プラン打合せ>     ・良い材料や最新設備を見て、この額ぐらいならと少
< 設   計 >      しずつコストオーバー
    ↓          ・プラン変更や修正をしたため、コスト発生
    ↓
< 見積もり  >     ・外構や庭、家具、税金など予定に入れ忘れていた
    ↓
    ↓
< 確認申請  >    ・確認申請で修正を求められ、材料変更になる可能性もアリ
    ↓      
< 工事中   >     ・上棟式のお祝儀で、コスト発生
    ↓           ・上下水道を本管から引込む距離が長い場合、費用が
    ↓            通常より多くかかる 
    ↓           ・建築現場が、今の住居と離れているため、ガソリン代や
    ↓            往復の高速代が発生
< 完成・入居 >     ・工期が延びて仮住まいの家賃がかさむ
                 ・この際にと、新しい家具を買って、費用オーバー
                 ・取得税などの税金がかかって、費用オーバー 

予算オーバーを防ぐポイント

建物の建築にかかるお金が、家づくりの総費用である・・・いいえ、それは大きな間違いです!

登記やローン手続き、保険料、税金の他、インテリアや引越代、その他もろもろの出費が必要となります。予算オーバーをしないためにも、抑えられるところは抑えて、予算通り・思い通りのあなたの家を建てましょう!

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